【KEPPLE編集部 体験レポート】体の不調に悩む女性の味方、オンライン薬局「YOJO」で漢方を買ってみた
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【KEPPLE編集部 体験レポート】体の不調に悩む女性の味方、オンライン薬局「YOJO」で漢方を買ってみた

  • #ヘルスケア
  • #健康管理

written by

KEPPLE編集部


日々、スタートアップ企業によって、消費者向けのさまざまなプロダクトやサービスが生み出されている。消費者が抱える課題を解決する革新的なアイデアが多く登場しているが、実際の利用者の声は気になるところだ。

本企画では、編集部メンバーが消費者向けのプロダクトやサービスを、ユーザーとして体験し、その様子をお届けする。今回は、PharmaX株式会社が運営するオンライン薬局「YOJO」を体験してみた。

LINEで3分の体質チェックからはじまる「YOJO」

PharmaXは、薬剤師といつでもどこでも繋がれる「かかりつけオンライン薬局」を運営する企業だ。患者は薬剤師とチャットで相談しながら、症状や体質に合った薬を購入でき、自宅で受け取れる。9月には約5億円の資金調達を実施し、KDDIとの協働を開始した。薬局DXとリモート薬剤師の普及により、オンライン薬局モデルの確立に向けて事業を推進している。(資金調達発表時の取材記事はこちら

同社が運営するオンライン薬局「YOJO」の主なターゲットは、「原因がわからないがなんとなく体調が悪い」といった不定愁訴に悩む女性だ。薬剤師への相談料込みの月額制で一般用医薬品を販売している。購入前の相談は無料で、気になる症状を伝えると専門の薬剤師が自分に合った漢方を提案してくれる。登録者数は20万人を超える。

筆者は6才と4才の子どもを育てるワーキングマザー。デスクワーク中心のせいか、日頃から肩こりや冷え性といった不定愁訴に悩んでいて、漢方にも興味があった。しかし、漢方はやや高額なイメージと専門医による対面でのカウンセリングが必要という先入観があり、ハードルが高いと感じていた。ところが、YOJOはLINEで3分間の無料の体質チェックから始められるというので、今回チャレンジしてみた。

―― カウンセリングの流れ
主な流れは以下の3ステップ。

① 体質チェック
  体調に関する悩みをLINEで相談
➁漢方の提案
  体質チェックの結果を元に、おすすめの漢方を薬剤師がアドバイス
③お試しプランの案内
  気に入ったらお試しプランの購入へ(有料)


①まずは体質チェック
YOJOのWebサイトから、QRコードを読み込みLINEの友達登録をすると、気になる症状についてのヒヤリングへと移る。数ある症状の中から、自身の気になる症状名を選択し性別などの必要情報を入力。

筆者は日頃から悩む、「肩こり・腰痛」を選択。すると次に体質チェックがはじまる。症状に応じた内容の30問程度の質問について、この部分は自動応答でテンポよくやり取りが進む。

サービス紹介画像

回答を終えると、体質分析結果が表示される。分析は独自開発のアルゴリズムに基づいており、提案漢方薬が確定する場合は自動で提案、精査が必要な場合には薬剤師が追加でヒアリングを行った上で適切な漢方薬を提案している。体質分析は13通りあり、日々の生活習慣や気になる症状から最適な分析結果が導き出されるという。今回の結果は「肝気鬱血(かんきうっけつ)」となった。聞きなれない言葉だが、日頃から血流の悪さが気になっていたので妙に納得した。

その後のアクションを、三つのメニュー(体験談を見る/薬剤師に相談する/購入したい)の中から選択が可能。普段服用している薬との飲み合わせについて薬剤師に質問するなど、疑問や心配事があれば、購入を決める前に相談を続けられる。現在、11名のリモート薬剤師がYOJOのチャット対応をしており、受付時間内(※)であればリアルタイムで応答してくれる。
(※)チャット受付時間:平日9:00~18:00   土 9:00~17:00

サービス紹介画像

もちろん、ここでいったん購入を検討し、やり取りを止めることもできる。対面や電話でのカウンセリングと違い、LINEでのコミュニケーションなので、気楽に検討・保留できるのはありがたい。運営サイドとしても、LINE対応により非同期コミュニケーションと自動化が可能となり、オペレーションコストを抑えることができる。その結果、リーズナブルな価格を実現しているという。

➁漢方の提案
購入を希望すれば、おすすめの漢方を提案してくれる。今回は、肝の働きを改善して気血の巡りを促す数種類の生薬が配合された漢方薬の提案をしてもらえたので、そちらを頼んでみることに。具体的に効果効能を説明してくれたのがわかりやすくて嬉しい。疑問や変更の希望があれば、引き続き薬剤師に相談ができる。

YOJOが提供する漢方薬については、より飲みやすいものを患者に届けられるよう、PBの開発・販売を行っている。また、漢方薬だけでなくその都度体調にあった市販薬やサプリメントなどを一緒に届けることも可能だ。

⓷お試しプランの案内
提案に合意すると、おすすめプランの購入へと進む。ここからが有料となる。1ヶ月分で初回5478円(税込)、2回目以降9878円(税込)のサブスクリプションプランとなっているが、継続期間の縛りもないため、まずは1ヶ月分お試しで申し込んでみることも可能。実際はユーザーの 80%が継続利用しているという。



申し込みの翌日には、説明書とともに漢方薬が自宅に届いた。スタートガイドや購入した漢方の詳しい説明書、体質分析結果を元にした提案などの資料が同梱されており、生活習慣についてのアドバイスも。送料無料で全て自宅にいながら完結するのは、このサービスの強みだ。

コミュニケーションの手軽さと、丁寧なアフターフォロー

実際に利用してみて、想像以上の手軽さを感じた。とくにメリットに感じたのは以下の3点。

①LINEなのでスキマ時間に、気軽にやり取りができる
対面の会話ではないので、多少こちらの回答にタイムラグがあっても気にならない。懸念点があれば色々と質問を続けられる。

➁価格が事前に提示されているので、費用がかさむ心配がない 
漢方は一般的な医薬品と比べて価格帯がやや高額という印象があった。しかし、YOJOは手が届きやすい価格で、それが事前に提示されている。合わなければ変更や解約もできるので、申し込み後思わぬ費用がかさんでしまったという心配がない。

③専門の薬剤師に相談できるという安心感 
LINEでどんな質問にも丁寧に回答され、懸念事項を確認することができた。服用後も引き続きコミュニケーションが取れるのは、初めて漢方に挑戦する際にも安心感がある。

また、初回購入から4日後、10日後、16日後には、LINEで服用状況や体調確認の連絡が入る。気になることがあれば、改めて問い合わせることができ、フォローも手厚い。欲を言えば、対応してくれている薬剤師の名前や顔がわかれば、より親近感が湧いて嬉しいが、オペレーション上難しいのかもしれない。

筆者も服用を続ける中で、疑問点など出てきたら、LINEで継続的にコミュニケーションしていきたい。

個別最適化された医療体験の実現へ

医師でもあるPharmaX 代表取締役の辻裕介氏は、研修医時代の経験から、ITと医療をかけ合わせることで、よりきめ細かな相談やフォローアップができるのではないかと考え、事業を立ち上げた。

今後、オンラインを中心に全ての医療体験がなめらかに受けられる世界を作ることを目指す。まずはオンラインに最適化した自社薬局を薬剤師とエンジニアで構築。患者に圧倒的に支持される医療体験の提供を推進していくという。そして、利用者のUX向上とリモート薬剤師の雇用による薬剤師の働き方改善の両方を創出することで、個別最適化された医療体験を実現していく。

医療者といつでも相談でき、個別に丁寧な診療やアドバイスを受けられ、医者や薬剤師から積極的なフォローアップが行われる…という環境が実現する日も近そうだ。

PharmaX株式会社

PharmaX株式会社は、オンライン薬局『YOJO』の開発・運営を行う企業。 『YOJO』は、LINE で簡単に薬剤師に相談ができ、体質に合わせた市販薬や健康食品を届けるサービス。LINE で体質に関する質問に答えると医療アドバイザーがその人に合った薬を提案し、送付する仕組み。その後の服薬指導も含めたサポートも提供している。このほかにも、体質改善のためのコラムの配信も行う。現在は、不定愁訴の悩みを中心に展開しており、主に漢方薬を提案・販売している。

代表者名辻裕介
設立日2018年12月7日
住所東京都新宿区四谷三栄町3番11号
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