スタートアップに寄り添い挑戦を続ける「Startup JAPAN EXPO」のさらなる進化
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スタートアップに寄り添い挑戦を続ける「Startup JAPAN EXPO」のさらなる進化

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KEPPLE編集部


2022年11月に岸田内閣が「スタートアップ育成5か年計画」を発表して以降、これまで以上に多くの注目がスタートアップに集まるようになった。

50億円を超える資金調達はもはや珍しくなくなり、大企業で働いていた人たちがスタートアップへ転職するケースも増えてきている。上場企業を中心とした大手の事業会社においても、スタートアップと連携するオープンイノベーションへの取り組みはますます加速しており、CVCを設立する企業も年々増加している。

一方で、「5か年計画」の中で掲げられる、スタートアップを10万社創出し、その中から100社のユニコーン企業を創り出すという目標に対してはまだまだ大きな乖離があるとともに、これらの動きを一過性のブームとしないためにも、各所において継続的な取り組みが求められる。また、政策を推し進める国や自治体だけでなく、民間企業の取り組みも含めて、官民一体となった動きが重要となる。

2023年に入り、「5か年計画」を軸とした国や自治体の後押しとともに、新型コロナウイルスの感染症法上の分類が「5類」に引き下げられたこともあり、立て続けに大規模なスタートアップイベントが開催されている。また、これまでスタートアップにおいて多かった招待制のイベントに加えて、誰でも参加できるオープンなリアルイベントが増えてきたことも特徴だ。

そのような流れの中で、2023年4月に初開催ながら大きなインパクトを残したのが、Sansan株式会社が主催する展示会型イベント「Startup JAPAN EXPO」だ。スタートアップ企業の代名詞としてユニコーン企業にもなったSansanが主催するスタートアップイベントに、開催前から大きな注目が集まっていた。

Startup JAPAN EXPO 記事
東京ビッグサイトで開催された「Eight Networking EXPO」内で行われた同イベントには、200社以上の企業が出展、1万人以上が来場するなど、初回から国内最大規模のスタートアップ専門展となり、大変な盛り上がりを見せた。

「スタートアップ産業を加速する出会いの場」と銘打って、日本のスタートアップエコシステムにおける新たなイベントの形を定義した「Startup JAPAN EXPO」が11月に再び開催される。

今回はさらに規模を拡大して、450社以上のスタートアップの出展を予定しており、単独開催ながら1万人以上のスタートアップ関係者の来場を見込んでいる。また、展示会形式の「Startup JAPAN EXPO」に加えて、スタートアップへの出資や事業連携に特化した個別面談イベント「Startup JAPAN FUNDeal」が併催される。

前回開催時の様子

前回開催時の様子

さらなる注目が集まる11月の開催に向けて、イベント集客から運営まで幅広く携わるSansan株式会社の堀江 慎也氏と、前回に続き出展する株式会社A(エイス)の舘花 茂氏に、同イベントの見どころや期待しているポイントなどについて詳しく話を伺った。

求めていたのはスタートアップ目線の展示会

―― まずは、株式会社Aの事業概要について教えてください。

舘花氏:私たちは、オープンイノベーションプラットフォーム「Wemake」を運営しています。大手事業会社を中心に、新規事業や新商品開発、素材や技術の出口探索などをサポートしています。

イメージとしてはビジネスコンテストのような形式になっていまして、オープンイノベーションに取り組む企業の方々が、社外からアイデアを収集するためのサービスです。アイデアを提案するのは、スタートアップ企業に限定しておらず、大手企業で事業開発や商品開発をされている方、農家さん、学校の先生、医師の方など、バラエティに富んだユーザーさんがいらっしゃいます。

Wemakeでは、個人から多様なアイデアを集めることができるので、自由にカスタマイズもでき、アイデアを募集される企業のニーズにフィットしやすいというのも特徴です。

株式会社A 舘花氏

株式会社A 舘花氏

―― 前回、Startup JAPAN EXPOに出展をされた経緯をお聞かせください。

舘花氏:以前別の小規模なイベントに出展していた際に、堀江さんが声をかけてくださり、Startup JAPAN EXPO開催のお話しを聞かせていただいたのが最初のきっかけです。

これまでスタートアップに限定したイベントは多くはありませんでした。数多くないイベントも出展費用が高額だったり、スタートアップのエリアが閑散としていたりと私たちの希望にマッチするイベントになかなか出会えていませんでした。

そんな中、Startup JAPAN EXPOはスタートアップがメインで、エリアを大きく構えられるとのことで、集客力もありそうだと思いましたし、とても魅力的に感じました。出展費用も、スタートアップが出展しやすい価格になっているところも非常にありがたかったです。

前回開催で掴んだ確かな手応え

―― 前回、出展されてみて手応えや反響はいかがでしたか?

舘花氏:まず、他の展示会に比べて情報収集に意欲的な来場者の方が多く、たくさんの方々が熱心に話を聞いてくださいました。そして、商談につながったお客様は、そこから受注に至るスピードがとても早かったのです。従来ですと、早くて半年、長ければ2〜3年かけて受注となるのですが、3〜4ヶ月で決まったのには驚きました。前回の出展で3件の受注が生まれ、非常に高い費用対効果を感じたので、2回目の開催もすぐに出展を決めました。

株式会社A 前回出展時のブース

―― 主催者側としては、前回の開催で得られた手応えや参加企業からのフィードバックはどのようなものでしたか?

堀江氏:大きな手応えを感じました。私たちはスタートアップ産業の裾野を広げることを目的にこのイベントを立ち上げました。そこで、企画や費用面など、スタートアップ企業の出展に対するハードルを下げることに注力し、シード・アーリー期の企業の方々も、イベントに触れられる機会を増やしたいと考えました。その結果、多くの企業にご参加いただき、一度にたくさんの出会いを創出する場となったことは、参加企業の皆様から評価いただいたポイントだと思います。

また、イベント終了後の集計結果からわかったことですが、大手事業会社のレイヤーの高い方々に多くご来場いただいており、国内産業の成長の鈍化から、スタートアップ企業と出会いオープンイノベーションに取り組みたいというニーズが高まっていることを感じました。先程、商談から受注までスピード感があったという舘花さんのお話しにもあったように、良い流れが生まれてきていると思います。

1万人を超える来場者数となり、当社のミッションにかかげている「出会いからイノベーションを生み出す」をひとつ体現できたかなと思っています。

Sansan株式会社 堀江氏

出会いの質を高める個別面談ブースの新設


―― 今回の「Startup JAPAN 2023」開催にむけての意気込みをお聞かせください。

堀江氏:まず第一に、前回よりもさらに多くのお客様にご来場いただき、イベントを成功させることを目指しています。前回は、Climbers LIVEやReskilling EXPOとの複合展でしたが、今回は、Startup JAPANの単独展となっています。前回開催の手応えから、Startup JAPAN単体でしっかりイベントを作り上げようと考えました。

その中で、「EXPO」の他に、「FUNDeal」という資金調達・事業提携に絞った個別面談イベントを企画しました。事前申し込み制によるマッチングのうえ、事業会社やCVC、VCの方々とスタートアップ企業が面談にのぞめる仕組みです。すでに出資側の企業は、大手事業会社を中心に400社を超えるお申し込みをいただいており、期待の大きさを感じています。

FUNDeal展開の背景として、いろいろな起業家と投資家の交流会に行っても、相手が誰なのかわかりづらく、出会いの効率が悪いという声をたびたび耳にしました。スタートアップ企業側では、特に事業会社やCVCの方との出会いのハードルが高いと感じていらっしゃる方も多かったです。そこで、マッチングした企業同士が、当日その場で面談できるのは双方にとって意義のある機会だと考えました。

この新企画も含め、前回以上に熱気あふれる出会いの場を創出したいと思います。

―― 今回の「Startup JAPAN 2023」に期待されているポイントは?

舘花氏:FUNDeal企画の新設は、とてもありがたいです。出展の目的としては、やはり新規顧客の獲得や認知度拡大を狙っていますが、出展ブースでお客様と話しているだけですと、その場ではあまり深い話にならなかったり、ご説明が足りなかったりして終わってしまうという課題もありました。マッチングしたうえで、しっかり会話できる場があるのはとても魅力的です。来場者がさらに増えることにも期待しています。

また、前回もそうでしたが、堀江さん含め、運営に携わる方々が迅速かつ丁寧に対応してくださるので、安心して出展当日を迎えられるのは助かります。正直、これまで事務局対応があまりよくない展示会などもありましたが、Startup JAPAN EXPOはそのような心配が一切ありません。

堀江氏:そのように仰っていただけるのは大変嬉しいですね。大前提として、スタートアップ企業の皆様は大事な費用を捻出して出展してくださっていますので、我々もそうした想いに応えるべく誠意を持って対応させていただいています。そしてイベント運営としては、参加者の方々にイマイチだったなと思われては、イベント自体続けていけませんので、満足していただけるものとなるよう運営チーム一丸となって取り組んでいます。

私たちは、Sansanの中のEvent Business部という専門部隊として、自ら企画・運営の中心となってイベントを主催しています。Sansanならではの価値をどのように提供できるかを考え、デジタルとテクノロジーを掛け合わせつつ、アナログなつながりも大事にしていこうといつも心がけています。


舘花氏と堀江氏

新産業を創出する原動力へ

―― 今後「Startup JAPAN」をどのように発展させていきたいと考えられていますか?

堀江氏:スタートアップ産業を盛り上げていきたいと考えています。国内の大きなスタートアップイベントはすでにいくつかありますが、創業間もない新しいスタートアップ企業にとってはなかなか参加のハードルが高いというお声も聞いています。私たちはスタートアップの裾野を広げるために、スタートアップイベントと言えば「Startup JAPAN」 と認識いただけるくらいまで進化させていきたいと思います。ゆくゆくは「世界三大スタートアップイベント」と呼ばれるくらいまで成長し、国内外問わずビジネスの出会いの起点になりたいです。

―― 御社の今後の展望についても、ぜひお聞かせください。

舘花氏:現在は、ある程度規模の大きい事業会社がお客様の中心なのですが、実は創業時は町工場など中小企業の方々の支援もさせていただいていました。優れた技術を持っているけれど、商品開発に結びつかないとか、マーケティングの仕方がわからないといった中小企業の皆様や、個人で起業を考えていらっしゃる方々のアイデア創出もサポートできるようなサービスや体制というのも作っていきたいと考えています。


そして、アイデア出しだけではなく、検証や実証実験にも課題を抱えられている企業も多いので、その領域にも支援を広げていきたいと思います。


堀江氏:素晴らしいですね。ぜひ起業家支援にも取り組んでいただきたいです。私たちは、コロナ禍に「日本のビジネスパーソンを元気にしたい」という想いから、今回のイベントの源流であるClimbersというイベントをはじめました。スタートアップ企業や中小企業から新しい産業が芽吹いて、日本がもっともっと盛り上がっていってほしいと思いますし、その背景には「Startup JAPAN」があったと言ってもらえるように、頑張っていきたいと思います。


<イベント概要>
日 時:2023年11月14日(火)〜 11月15日(水)10: 00 ~ 18:00(予定)
会 場:東京ビッグサイト 東展示棟
主 催:Eight(Sansan株式会社)
参加方法:事前登録制(EXPO:無料 / FUNDeal:有料)
イベント詳細および事前登録はこちらから
イベント出展に関するお問い合わせはこちらから


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